看板屋日記。

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20年間の軌跡~8~

色々あたっているうちに、なんとか雇ってくれる先もみつかりました。さあ、東京でのアルバイト生活の始まりです!!

これまで少しはその業界で食べてきている私、バイトでの採用とはいえ、少しでも技術を認めてもらおうと、スケール、カッター、鉛筆、貼り道具等、九州からもってきた七つ道具をしっかり携え、、、

向かったのは、吉祥寺のとある看板屋。7,8人体制の工場で、営業は3人、現場は2人程度だったと記憶しています。初めての環境に少しだけ緊張しながら、そこへ、「今日からお世話になる上岡です、宜しくお願いします」と大きな声で挨拶して入って行きました。返ってきた、なれない標準語での対応にちょっと面食らいながらこうばの中へと足を進めると、、、

まあ驚きました。 工場はそうだな~70坪位のそれなりの広さ。その中に、1200h×12mw×600d位のステンレス(電照式)の看板が骨組みのまま置いてあったのですが、なんとこの看板、このこうばで最初から最後まで全て、作り上げるというのです。

「え・・・?板金屋には頼まないのですか?シート屋は使わないのですか???」

そんな私の質問に、工場長は、何を言ってるのかこいつは、みたいな顔をしながら「よそには頼まない、全部うちで作るよ。そのくらいの技術は持っている」と当然のように答えるのです。

確かに機械はいっぱいありました。それにしてもなにもかも、イチからここでつくるなんてそんなことできるものだろうか、作業する工程が多すぎる、分野が広すぎると思うのだけど。。。(当時の私の感覚では理解できなかったのです)

そうこうするうちに朝8時半、始業時間です。みんないっせいに作業をはじめました。ステンを曲げている人、カルプ文字を切っている人、シート文字を製作している人、溶接をしている人、シルク印刷をしている人、、、どうやら完全分業制のようです。なるほど、一人一人が、別々の専門技術をもっていて、それぞれの専門分野を担当してるわけだな、、、。そう思いながら見ていたところ。

しばらくすると、工場長の合図で、なんと、全員がそれまでの作業をやめ、別の作業へと、作業内容をローテーションしたのです。 さっきまでシートを切っていた人が溶接をしていたり、板金屋のような作業をしていた人がカルプ文字を切ってみたり。

そう、ここは小さいながらも、全員が、あらゆる作業をこなせる、スペシャリストの集団だったのです! そして、一つの作業だけに従事していると、飽きや疲れが出やすく、作業効率が下がる。一定時間ごとにローテーションすることで、常に新鮮な気持ちで作業に取り組め、効率もあがる。ここの工場ではそういう理念のもとに、ローテーション制を採用していたようです。

それにしても、全員がなにもかもこなせるなんてすごすぎる!東京はこれが当たり前なのか?自分が今まで看板屋として得た技術なんて、どれ程限られた、ほんの一部分のことだったんだろう、、、。ものすごくショックでしたね。まさに自分が井の中の蛙であったことを知った一日でした。

そうそう。余談ですが、驚いたことがもう一つ。

この会社。休憩が、ありえないくらい多いのです(笑)。 10時から30~40分、昼休みは当然1時間、午後3時にも休憩を挟み、5時半にはきっかり終業。労働時間のなんと短いこと!!!でも、これもここの工場長のポリシーだったようです、短時間に、集中して作業すること。そのほうが間違いなく効率がよいと、、、、

それにしても、休憩多すぎだろう!!(笑)

そんなこんなで、とにかくショッキングーなことばかりの初日でありました・・・・

つづく・・・・・・

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