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看板屋日記。

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20年間の軌跡~10~

吉祥寺の看板屋でのアルバイトにもずいぶん慣れた1ヵ月半後、、、ここで学ぶべきものはある程度学ばせてもらった、と判断した私は、ここでの修行を終え、次の修行の場へとコマを進めることにしました。

次は、一軒目とはあえて違った雰囲気の、こじんまりとした立川の看板屋で使ってもらうことにしました。親父が1人でやっていて、従業員はパートで来ている掃除係の70歳くらいのおばちゃんが1人だけいるような、そんなところでした。

初日、私はまた気合を入れて七つ道具をもって職場へと行きました。すると、ま~ほめられた、ほめられた。「オレが今まで使ってきた中で、こんなよく出来たバイト見たことね~~~よ」と、べた褒めなんです。職人気質の頑固な社長でしたが、とにかくほめ上手でしたね~~。そうして、とても気分よくアルバイトを開始させてもらっていた私ですが、、、

2週間位たった頃。私はここに来てずっと疑問に思っていたことをつい口にしてしまうのです。ここの親父はは、シート文字を生(なま)で、貼れないようで、いつも水貼りをしていたので、つい生意気に「どうして水ばりばかりするんですか?(生で貼ればいいのに)」と。私の中では素朴な疑問でした。

しかし、ここではそれは禁句だったようで?!、明らかにムッとされ、ギロっと睨まれながら「そういうなら、お前やってみな!」とかなり不機嫌そうに言われてしまいました。

そんな言い方しなくても、、、と思いながら渋々貼ったところ、どうみても、私のやり方のほうが、ずっと早くてきれいだった事に、さらに不機嫌になってしまった社長。 このままでは引き下がれない?!と、今度は細かい指摘をしてきたのです。「おい、気泡入ってるよ、どうにかなんねいの~~」とかなんとか。私が冷静に「いえ社長、こんなのカッターで潰せばいいんですよ、ほら?」と補修してみせると、更に不機嫌さに加速度がついてしまって、その後二、三のやりとりをするうちに、とうとう社長は、「あ~もうやってらんね~」とキレて仕事を放り出してしまったのです。

仏の上岡と言われる程の私でしたが・・・?!(笑)、さすがにその社長の態度にはこちらもキレてしまい、スキージ(シートを貼るへら)を地面にたたきつけて「お世話になりました」と一言言い残してその場を去り・・・んーー。短いバイトでしたね。

今思えばこれも若気の至りのなせるワザ?!。

しかし、当時、まだまだ若かった私に、こんなことはまだまだ序章に過ぎず、今後もこういう行動をたびたび重ねてしまうのでした、、、

つづく・・・・・・・

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